現代人は、ストレスや、アルコールなどで、胃腸の調子が悪いと訴える人が多くいます。
また、食品に含まれている防腐剤や添加材なども原因の一つです。
日本人の4人に1人が胃腸の不調を訴え、中でも多くの女性が胃腸の調子を崩しています。
胃腸の調子が悪くなる原因はいろいろいありますが、胃酸過多による胃もたれ、胃の不快感など、症状もさまざま。
胃腸の調子が悪くなる原因の一つとして、暴飲、暴食による胃酸過多があります。
胃腸は食べた物を消化する器官ですが、そのためには消化酵素を使います。
仕事が忙しくて、規則正しい食事が出来なかったり、暴飲・暴食などにより消化酵素を無駄に使い過ぎてしまうと、消化する力が落ちてしまいます。
そこで胃は消化力を補うために大量に胃酸を分泌してしまい、胃酸過多になってしまいます。
しかし!!食べたものを効率よく体内に消化しようとしますが、消化を助けているのはこの消化酵素だけではありません。
消化酵素を作り出すために、腸内に住んでいる腸内細菌がとても重要です。
話はちょっと変わりまずか、旧ソ連南部のコーカス地方に世界的に有名な長寿村があります。
この長寿村で古くから飲まれているのは発酵乳でケフィアです。
コーカス地方の人たちは、ケフィアを飲み続ける事で胃腸の環境が良くなり、
胃腸に住む細菌が元気になったので宿主である人間が長生きできるようになったのではないかと考えられています。
私達の腸内には約100種類1000兆個の細菌が住んでいると言われていています。
この細菌は人の健康に大きくかかわっています。
なぜなら、宿主である人が死んでしまうと、細菌も死んでしまうしかない運命共同体なのです。
この細菌は人から栄養をもらうだけではありません。
細菌自体も有害な物質を分解、浄化したり、私たちの健康を維持するために必要なビタミンやホルモンを作ったりするとっても大切な役目をしてくれています。
細菌には、善玉菌(嫌気性)と悪玉菌(好気性)、どっちつかずの日和見的な3タイプの菌が住んでいて、お腹の調子をよくしてくれる善玉菌には乳酸菌、ビフィズス菌などがあり、次のような働きをしてくれています。
こんなに沢山の事をしてくれる善玉菌なんですが、実は酸素や酸化物のある環境では生きてられません。
腸内が酸化環境になると、好気性の悪玉菌が増殖して腸内異常発酵を起こしてしまいます。
腸内異常発酵が起きると、硫化水素・アンモニア・イソゾール・フェノール・スカトール・アミン等ま毒素が腸内で発生し、便やおならの臭い元となります。